和モダンや和風な玄関にしたいなら、洗い出し仕上げを検討してみてはどうでしょう?
実際に和風な雰囲気にしたかった我が家でも「洗い出し仕上げ」を選びました。
洗い出し仕上げの良さはなんといっても、「見た目の美しさと耐久性」。
玄関はその家の顔と言っても過言ではないので、ぜひ、こだわりたいところ!
我が家の玄関もこだわった甲斐があり、よく褒めてもらいます。
そんな洗い出し仕上げですが、実際に住んでみると、「ここは微妙だなぁ」と思うことも…。
そこで今回は、洗い出し仕上げの玄関を採用して感じたメリット・デメリットを本音でお伝えします!
「おしゃれだけど後悔しない?」と迷っている方の参考になれば嬉しいです。
- 実際に住んでわかった特徴とメリット・デメリット
- 住まなきゃわかりにくい後悔ポイント
- 洗い出し仕上げを採用する際のポイント
洗い出し仕上げとは?どんな特徴がある?
洗い出し仕上げの基本的な仕組み
洗い出し仕上げは、砂利を浮き出させる仕上げ方法です。
我が家の洗い出しはこんな感じです。

施工方法は、コンクリートの表面に砂利を埋め込み、乾く前に水で洗い流します。
こうすることで、自然な風合いと滑りにくい表面が生まれます。

実際に現場を見たけど、プロの仕事って感じでかっこよかった!
- 見た目がナチュラルでおしゃれ。
- 滑りにくくて安全。
- 経年変化を楽しめる。
採用される場所と人気の理由
洗い出し仕上げは、玄関やアプローチに多く使われています。
その理由は以下のとおりです。
- 滑りにくい為、人の通りの多く濡れやすい玄関やアプローチに最適。
- 昔っぽい雰囲気を出すことができ、和モダンやナチュラルな家と相性抜群。
- 経年変化で味わい深くなる。(アジが出てかっこよくなる)



実際に施工してみると、高級感があり、
来客から「すごくいい!」と言われることが多いよ。
【実際に住んでわかった】洗い出し仕上げのメリット


まずは、実際に住んでわかった洗い出し仕上げメリットを解説します。
我が家的には、この洗い出し仕上げは是が非でもしたかったことの1つです。
理由は、デザインや見た目一択です!
ですが、他にもメリットがあったのでご紹介します。
デザイン性が高く、おしゃれな見た目
やっぱり洗い出し仕上げの1番の魅力は、見た目の美しさだと思います。
冒頭で和の雰囲気に合うと言いましたが、埋め込む砂利の種類を変えると『洋』にも合います。
和風・洋風問わずにデザイン性を持たせた土間や通路にピッタリの仕上げ方です。
和風だと暗い色の砂利、洋風だと明るい色の砂利を使うとよさそうですね!
シンプルなモルタル仕上げなどもいいですが、何かアクセントが欲しいという時におすすめです。
雨の日でも安心!滑りにくく安全性が高い
洗い出し仕上げは、雨の日でも滑りにくいのも大きなメリットです。
特に、小さな子どもや高齢者がいる家庭では、安全性の高い玄関がうれしいですよね。
我が家の子供たちも、雨の日は慌てて走ってしまうことがありますが、今のところ滑ってこけたことはないです。
逆に、カーポート付近の普通のコンクリートは普通の土間コンですが、滑りやすいです。
「駐車場も洗い出し仕上げにすれば?」と思うかもしれませんが…
費用が高くなることと砂利がはがれやすいというデメリットもあります。



実際に暮らしてみて「滑りにくい」というメリットはすごく感じてるよ!
長く住めば住むだけ、経年変化を楽しめる
時間が経つにつれて、風合いが変わるのも魅力のひとつです。
基本的に、玄関やアプローチは毎日通る場所です。
もちろん、毎日通れば汚れてきますし、使い込んでる土間になってきます。
きれいな砂利だったのが、くすんできて段々と味わい深くなってきます。
それをメリットと感じるかデメリットと感じるかわかりませんが、我が家的にはメリットと思っています。
多分、和風な雰囲気が好きな方であればメリットと感じる方が多いのではないでしょうか?
劣化というより「味」として楽しめる人にはすごくいい選択肢だと思います。
洗い出し仕上げのデメリットと後悔ポイント


次に、実際に住んでわかった洗い出し仕上げのデメリットと後悔ポイントを解説します。
正直、メリットが強すぎて後悔はあまりありませんが、強いて言えばこれかな?というものを挙げています。
迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
凸凹部分がたくさんあり、掃除が大変
凸凹した表面に汚れがたまりやすく、掃除が大変です。
また、凸凹している分、砂や埃、細かい落ち葉などが溜まりやすくなっています。
そして、ほうきでの掃き掃除は、なかなか砂などを掻き出せずに苦労します…。
玄関くらいの狭い範囲だと、掃除機を使って砂を吸い取ると、楽に掃除できます。
時間があるときは、水で流してブラシで擦ってあげると、結構きれいになります。
ただ、凹凸がある分、あまり汚れて見えない気がします。



我が家のボーイたちは、靴の中に砂を持ち帰ってくるので困ります…。
ひび割れのリスクがある
時間が経つと、ひび割れが発生することがあります。
特に施工方法によっては、数年で目立つひびが入ることもあるみたいです。
と言っても、どの素材を使ってもひび割れのリスクはあります。
特に、モルタル仕上げだとひび割れはほぼ100%おきますし、そこまで気にする必要はないかもしれません。
施工前にひび割れしたときの、補修方法やメンテナンスについて聞いておくと安心です。



我が家は、細かいひび割れなら気にしない!スタンスです。笑
砂利が取れて見た目が悪くなる
洗い出し仕上げで1番起きてほしくないのが、砂利が取れることだと思います。
砂利が取れると、そこだけクレーターができたかのようになります。
見た目の美しさが損なわれるだけでなく、そこからどんどん劣化していきます。
細かい砂利であればあるほど、取れる確率があがります。
砂利が取りにくくなる方法は、固いものを当てたりしない、高圧洗浄機などで掃除をしないことです。
高圧洗浄機を使うと汚れと、一緒に砂利が取れる確率がグンと上がるのでやめた方がいいです。
そして、1番大事なのは「業者選び」です。
洗い出しに得意な施工業者を選んで、確実な施工をしてもらうことをおすすめします。



鹿児島の方なら我が家を施工してくれた外構屋さんを紹介できるよ!
インスタのDMかお問い合わせから連絡してね!
紹介制度とかはないのであしからず。
【ここ重要】洗い出し仕上げを採用する際のポイント
砂利の色で雰囲気が変わる
砂利の色によって、仕上がりの雰囲気が大きく変わります。
白系の石であれば、上品な感じに。黒系なら落ち着いた感じに。
赤系だと温かみのあるナチュラルな雰囲気になります。
我が家の場合は、いろいろな色が混ぜています。笑
こんな感じ↓


いろいろな色の砂利がありますが、全体で見れば落ち着いた雰囲気になっていると思います。
よく見ると、赤とか白もあるよねくらいです。
ちなみに、砂利はいろいろな種類があり、種類ごとに色が違います。
我が家の砂利は、大磯砂利というものらしいです。



我が家がお願いした外構屋さんがセンス抜群だったので、
砂利の種類はおまかせしました!結果、大満足でした!
砂利の大きさで雰囲気と耐久性が変わる
砂利の大きさも雰囲気を変えるのに重要な役割を持っています。
たまに、居酒屋で大きな白い石でボコボコした通路があると思いますが、あれも洗い出しです。
自分が好きな雰囲気に合わせましょう!
大きすぎると、つまづきやすくなる点は注意が必要です。ベビーカーや車いすも押しにくい。
かといって、小さすぎると砂利が取れやすくなるので、そこも注意が必要です。
砂利の量で雰囲気とコストが変わる
色と大きさの他に、砂利の量も雰囲気に影響を与えるポイントの1つです。
イメージすればわかりますが、砂利がまばら(スカスカ)の通路と、砂利がびっしり敷き詰められた通路だと、雰囲気が違うと思います。
なんとなく、敷き詰められた方が高級感が出るような気がしますよね。
ただ、その分使用する砂利の量が多くなるので、コストが高くなる点は注意が必要です。
施工の質が仕上がりを変える
先ほども言いましたが、施工業者の技術によって、仕上がりの美しさや耐久性が大きく変わります。
以下のことを気を付けてください。
- 経験豊富な業者を選ぶ。
- 施工実績を確認する。
- 口コミや評判をチェックする。
我が家の場合は、外構業者に玄関の土間もしてもらいました。
目的は、玄関とアプローチの洗い出しを揃えて統一感を出したかったからです。
結果として、同じ仕上がりで統一感がでました!↓


基本的には、玄関も家の一部なので、外構屋さんがすることはありませんが、外構屋さんの方が得意ということでしてもらうことにしました。
もし、ハウスメーカーや工務店に洗い出しの実績が少なく、不安であればそういった方法も、検討してみるのもいいかもしれません。
ただ、そういった連携ができるのかはわかりませんが…



我が家を施工した工務店さんと外構屋さんは、
知り合いだったからできたのかも?
【まとめ】洗い出し仕上げの玄関は後悔する?
洗い出し仕上げの玄関は…
デザイン性や安全性が高く、経年変化を楽しめる。
一方、 凸凹の掃除が大変で、ひび割れや砂利が取れるリスクがある。
洗い出しのデザイン性は、刺さる人にはめちゃくちゃ刺さると思います。
そして、砂利の種類や量によって雰囲気を変えることができ、自分らしい雰囲気を作れます。
ただ、業者選びはかなり重要になるので、実績などを確認して後悔しないようにしましょう!
あなたの家づくりの参考になれば嬉しいです!